絵コンテ:『生活支援アプリケーション「オレのヨメ」』(6)

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 前回よりも、詳細な指示が書いてあります。

 このシーンは、もう一人のメインキャラクター(カメラマン)の動きが重要になっている所で、本作のテーマにも関係してきます。

 このキャラクターは視聴者の視界代わりになるもので、作中では決して全身が映されません。本作に感情移入し易くするためでもありますが、視聴者が「オレのヨメ」に対して抱く感情をリアルなものにしたいという考えが一番にあります。

 PANが忙しくなっているのも、人間の一人称を意識したカメラワークを行っているからです。

「画面酔いとか凄まじそうやn……オロロロロロロ……」

 実際に画面酔いをしてしまうのか分かりませんが、少なくとも、カメラワークが落ち着いていないシーンだと思います。視聴者が見るべき情報が、ちゃんと受け取れる様な時間配分にするのも重要です。