絵コンテ:『白の仔』(3)

#オリジナル 絵コンテ:『白の仔』3 - 貴野 結のイラスト - pixiv

 

 この絵コンテから、物語の変化を描いていきます。

 カット11はBG用の動画を差し込んでいて、少々手間暇をかけております。これは、本作のコンセプトを変更させたわけではなく、個人制作でどれだけこだわることが出来るかを図るための物です。

 手応えとしては、悪くないと感じております。

絵コンテ:『白の仔』(2)

#オリジナル 絵コンテ:『白の仔』2 - 貴野 結のイラスト - pixiv

 

 今回の絵コンテでは、青玉を動画と撮影・編集のどちらで動かすのかを考える必要があります。

 動画で動かせば、アニメーション独自の魅力で表現できますが、作業量は尋常じゃありません。特に、奥行きを感じるように描くのは、とても難しいです。

 撮影・編集は、作業量を減らせるだけでなく、完成品をそのまま本編に添付してしまうことが出来ます。代わりに、動きが機械の様に無機質な物になります。数枚の動画のみで充分なのですが、あまりこちらは使わないようにしようと思います。

絵コンテ:『白の仔』

#オリジナル 絵コンテ:『白の仔』 - 貴野 結のイラスト - pixiv

 

 今回は、気晴らしに作った作品です。

 台詞や詳細がほとんどありませんが、本作は「何も無い世界で見るもの」がテーマだったので、自然とこうなりました。空白のカットは、主人公である子供の一人称です。

 これまで、風景に拘り過ぎた作品ばかりを制作してきたので、一度ゼロのまま表現してみようと思ったのが、きっかけです。そのため、事前に脚本も用意せず、思いつくままに制作しました。

 ある意味、最も芸術的な思考で作ったと言えるでしょう。

絵コンテ:『僕にできること』(5)

#オリジナル 絵コンテ:『僕にできること』5 - 貴野 結のイラスト - pixiv

 

 本作の最後を描いた絵コンテです。

 15カット目は未来に向けて進んでいることを表現していて、朧気な高層ビル群は、しかし未来を視覚化していることを表しています。

 ところで、コンテ付き脚本の時点では、母子のやりとりが見られるカットがありました。しかし、絵コンテに挙げてみたところ、30秒間の中に入れる程の印象を与えられないと感じ、除外しました。

 脚本と絵コンテで起きるイメージの差異は、視覚化した時に起こり易いです。両方を作っている身としては、「脚本3:絵コンテ7」くらいで作った方がやり易いです。

絵コンテ:『僕にできること』(4)

#オリジナル 絵コンテ:『僕にできること』4 - 貴野 結のイラスト - pixiv

 

 前回のシーン6/カット10の続きからなので、少し時間の割り振りが変に見えますが、問題ありません。

 ざっと見ても分かる通り、この絵コンテでは1秒毎にカットの詳細を記しています。本来は、ここまで几帳面にならなくても良いのですが、自分が「魅せたい」と思う場面であると制作者に伝えることが出来ます。

 さて、ここから教師と保護者が間接的に協力するシーンが続きます。ラストへと向かう展開であるので、指示や情景を細かく区切りながら描きました。

 今後は、もう少し大雑把に描くようにしてみます。

絵コンテ:『僕にできること』(3)

#オリジナル 絵コンテ:『僕にできること』3 - 貴野 結のイラスト - pixiv

 

 前回(絵コンテ:『僕にできること』(2))の続きです。

「内容」がほとんど書かれていないのは、(2)から短くも忙しないカットが続いているからです。

 この絵コンテには、少々拘りを込めています。

 シーン5・カット9は、教師と同じ職場の人々がオンライン会議をしているところを描いています。ここは、カメラが画面よりも上にあることを想定した構図なので、全員の目線が下に向いています。

 こうしたリアリティを意識するだけで、フィクションに没入し易くなり、自分が参加している感覚を与えられます。

 

 

絵コンテ:『僕にできること』(2)

#オリジナル 絵コンテ:『僕にできること』2 - 貴野 結のイラスト - pixiv

 

 教師が、授業計画書を手に取ったカットからのスタートです。

 一つのカットに分けられている秒数が短いため、その分、カットが次々と変わっていきます。その為、一瞬一瞬で何が起きているのか、何を伝えたいのかが分かる様に描いています。

 また、ここは教師が心機一転するところでもあるので、スピード感を演出する様にもしています。次回の絵コンテは1秒のカットが複数描かれているので、それが直感的にも分かると思います。