振返り:『生活支援アプリケーション「オレのヨメ」』

 本作を無事完成させることが出来たので、今回のアニメーション制作を振り返り、次回作ではより効率的に完成へと繋げられるようにしたいです。

 

〇反省点

・レイアウトや画像サイズを考慮していなかった

 原画や動画を背景と別けて制作していたために、予定していたサイズとずれていたり、画像を表示する位置をその時に決めていたりしていた。そのため、解像度が安定せず、作業時間も必要以上に掛かった。

・タイムシートを作らなかった

 勉強不足が原因。概要は分かったが、カメラの指示についてはちゃんと把握出来ていなかった。また、個人制作であるため、必ずしも必要ではなかったことも影響している。しかし、必要なコマ数や割り振りをしっかりしていないと、余計な作業を増やしてしまう。

・動画投稿について、もっと調べておくべきだった

 高画質の動画を制作したのに、投稿する方法によって変化することを知らずに行ってしまった。加えて、用意した動画が予想以上に容量が多かったこともあり、アップロード及びレンダリングなども時間がかかってしまった。

・PANに頼り過ぎた

 一人称で制作されているとはいえ、斬新さがもう少しあればと思った。例えば、常に背景が変化していたり、他の人の「オレのヨメ」をINしたり、など。風景がいきいきしていれば、見栄えも良くなっただろう。

 

〇今後のために

・タイムシートの勉強をし、コマ割りの基本を見直す。特に、シーン毎に動きの機敏さが違うことが無いようにする。

・シーン及びカット数を増やす。今作は一人称であったため、必然的に両者は限られていたが、やはり見栄えを良くするなら増やした方が良い。

・次回作以降からエフェクトを入れていく。この勉強や制作はほとんどしてこなかったが、今後の制作進行を考慮して、少しずつでも本編に加えていく。また、撮影でのエフェクト作成にも注目する。

 

〇最後に

 何も分からず、ただただ毎日勉強・実践・反省を繰り返してきましたが、この一年半でも多くの課題が残っています。より良いアニメーション制作のために続けていますが、画力はもちろん、アニメーションとは何かを考えさせられる日々でした。

 とはいえ、これだけの長期間を掛けて制作し完成させたことは、何よりも価値のある結果です。小説とは違い、ショートショートとは思えない程の時間と手間暇をかけ続け、発表できるかも怪しくなってしまう様なことが何度も起き、それでも完成させることが出来ました。

 これまでに培った知識は、今作でも確実に活用できる程になっております。上記以外の課題もありますが、新しい技術を獲得することは続けます。